保育士の仕事は割に合わない!でも、給料が上がれば良い…?

保育士の仕事は割に合わない!でも、給料が上がれば良い…?

保育士の給料が安い!かと言って給料が上がったらOKですか?

給料が高くなれば、満足できるのでしょうか。

今回は、給料が高ければ満足という訳ではない保育士さんにアドバイスをします。

実は、ワーク・ライフ・バランスを重視しての転職も充分可能なんです。

というのも、保育士不足で保育士の需要がありすぎて、こちらが条件をつけても採用されることが多々あります。

まず一度読んでみて、今後の転職の参考にしてみて下さい。

保育士の仕事が割に合わない理由

貴女が実感している通り、保育士の仕事は割に合いません

しかし、転職を考える前に、今、何が一番不満なのかを改めて考えておくのは重要です。

今の仕事を逃げるように闇雲に転職しても、同じような保育園に入ってしまう可能性があるからです。

仕事の種類が多すぎる

保育だけでも大変なわけですが、指導計画、ピアノ、制作、保護者対応、連絡帳、児童票(発達記録)、クッキング、防災、若干の医療的知識も必要です…。

保育園の方針によっては、スポーツ系、勉強系、英語など、様々なスキルが別途必要になることもあります。

とにかく仕事のバリエーションが豊富すぎます。これらすべてを完璧にこなすのは、永遠に無理と言っても過言ではありません。

頭も体力も器用さもすべて必要となると、普通の給料では割に合わないと思って当然です。

書類が多すぎる

特に書類系は量が多くて大変です。確かに、子供の成長の記録は必須です。

しかし、書くことが多すぎて、時間がかかりますし、ネタ切れにもなりますし、◯◯チェックなども多すぎます。

確かに、計画的に保育をおこない、その都度反省して保育の質を上げていくのは絶対に必要なことですが、苦手とする人も多いです。

書類は上司が厳しい人とそうでもない人に分かれますし、手書きの場合は自分の字の綺麗さも不安になりますし、PCを使う場合は自分のPCスキルも不安になるでしょう。

保育で体が疲れている上に、ちゃんとした書類仕事も行わなければなりませんので、割に合わないと感じる人も多いでしょう。

拘束時間が長すぎる

保育士の配置基準というものがありますので、有資格者は絶対に保育園にいなければなりません。

保育士不足の保育園でも、保育士を配置しなければならないことに変わりありませんので、今いる保育士さんの時間を伸ばしてでも対応するしかありません。

その上、こっそりサービス残業を織り交ぜられたり、休憩時間を削られたりすると、ガッツリ法違反なわけですが、まだまだ蔓延しています。

1日に10時間以上の拘束が当たり前の場合は、プライベートを犠牲にすることになりますので、割に合わないと思ってしまいますね。

ストレスフル

同じクラスの人と合わなくても年度間は我慢。保護者もたまに訳のわからん人がいます。さらに、上司が訳がわからない場合もあります。

パワハラやマタハラ、いじめがある保育園も多いですし、ストレスが多いです。

仕事だけでも大変なのに、保護者からのクレームや要望は聞くだけでもウンザリすることもありますよね。

ストレスで眠れないとか、生活に支障が出るようなことになれば、割に合わないと感じますね。

小まとめ

給料が高ければこれらすべてを我慢できるかというと難しいと思います。「せめて給料が高ければ我慢できるかも…」と思うかも知れませんが、普通に考えて以下の2択が通常です。

・拘束時間が長いけど、仕事は楽

・仕事はキツイけど、拘束時間は普通

どちらかでないと体がもちません。当たり前です。

これが、結婚退職や妊娠・出産での退職が非常に多い原因だと思います。みんな、結婚するまでとかしか頑張りたくないんですね。

潜在保育士というやつです。

戻るとしても、全力で保育業界に戻る人は少なく、パートで復帰などが多くなります。

貴女も寿退社を狙っていたり、妊娠・出産を機に退職したいと思っているのではないでしょうか?



今後の転職で重要なことを2択で決める

保育士は忙しすぎるんだから、忙しい分の給料を稼ぐ!」と決めるか、「給料は変わらなくていいからワーク・ライフ・バランスを取りたい!」と決めましょう。

保育士不足で保育士は保育園を選べる状況にありますので、方向性を決めればある程度は思い通りにできます。

給料

「忙しいならそれ相応の対価を!」と思うなら、出世できる保育園への転職を目指しましょう。

保育士の場合、公立保育士になって長い年月勤め上げれば給料は上がっていきます。もしくは、私立でぐいぐい出世を目指すかの2パターンがあります。

結構出世したがらない保育士が多いので、やる気を示せば登用してもらえる保育園も多いです。既にアラサーとかであれば、いきなり園長として雇ってもらえる保育園もあります。

「園長とか無理…」と思うでしょうが、複数園を運営している保育園なら、園長よりも上司がいますので、自分が完全な最終責任者にならずとも済む場合はあります。

園長になれば、年収500万円も見えてきます。

ワーク・ライフ・バランス

「出会いも欲しいし、自分磨きもしたいし、そんでもって良い旦那を見つけて専業主婦…は無理でも、寿退社したい。保育園に拘束されまくっている場合ではない!」と思うなら、ワーク・ライフ・バランス重視の転職を目指しましょう。

結構、こちらを選ぶ保育士さんの方が多いのではないでしょうか。

ワーク・ライフ・バランスを取るための転職方法

自分磨きをするにも、そこから男を落とすにも、時間が必要です。

寿退社、もしくは結婚後少し我慢して妊娠・出産を機に退職するのを目指すなら、ワーク・ライフ・バランス一択ですね。

では、ワーク・ライフ・バランスを取る転職を成功させるためには、どうしたら良いでしょうか?

正社員だけど条件付き

早番専門、もしくは早番と中番しかしない。つまり、16時から18時あたりには帰る。という条件付きで正社員として雇ってもらえる保育園を探します

私の経験上は早番の方が好きな保育士さんが多かったですが、飲み会・合コンとかの次の日の朝が辛いという場合は、遅番専門(もしくは中番と遅番しかしない)という条件でも良いです。

保育園は早番や遅番を両方やってくれる保育士を探しているのがほとんどで、中番専門はかなり厳しいでしょう。なぜなら、パートさんが中番をやりたがるからです。

よって、中番専門は諦めて、早番か遅番のどちらかはやった方が良いでしょう。

しかし、正社員なのにこのような条件を付けて、自分で探すのは大変です。少し気も引けますしね。

そこは、転職エージェントを使うのがベストです。

パート

普通にパートになってしまうというのも、実は選択肢としてアリです。

実家ぐらしなら大いに検討する価値はあります

とりあえず、フルタイムパート(週40時間)で探した方が良いでしょう。

一応、週30時間でも良いと思いますが、週30時間から社会保険に加入しなければなりませんので、週30時間ギリギリよりは週40時間の方がオススメではあります。

パートさんは前述の通り、結婚した人や子どもがいる人が多いので、早番や遅番が出来ません。そこで、早番か遅番が出来ると伝えれば、優遇されます。

パートだと、書類も少なく、残業もない(遅番だと突発的な残業はあります)ので、ワーク・ライフ・バランスを取りやすいです。

ただし、フルタイムパートの場合は月収は大きく下がらなくても、賞与(ボーナス)が無いので注意が必要です。

派遣

パートと同じような感じですが、派遣もオススメです。

派遣の場合は、交渉は代わりにやってくれますし、派遣会社が間に入りますので、トラブルとか話が違うという場合も派遣会社に言えば改善してくれたり、別の保育園に派遣してもらえます。

また、派遣は時給が高いことが多いので、これもオススメです。

ただ、派遣の場合は、派遣期間がありますので、それが終わると派遣契約を切られてしまうことがあります。保育士不足なので、次の派遣先が決まらないということは少ないとは思いますが、気に入った保育園の派遣を切られると悲しいですよね。この点は注意です。

終わり

それでは今日のポイントチェックです。

  • 「保育士の仕事が割に合わない!」とか「辞めたい!」という理由はみんな同じ。
  • 今後、給料アップを狙って出世を目指すか、ワーク・ライフ・バランスを取るかを決めよう。
  • 給料アップを目指すなら主任や園長。もしくは公立保育士。
  • ワーク・ライフ・バランスを取りたいなら、条件付き正社員・パート・派遣の中から決めよう。
  • 条件付き正社員の場合は、転職エージェントがベスト。(園長狙いもエージェントはオススメ)

こんな感じでしたね。

割に合わないから給料を上げる方に動くか、割に合わないなら給料を諦めてワーク・ライフ・バランスを取るか。

この2択を先にを決めてしまって転職をすると良いでしょう。

もし、辞めることを決めたなら、こちらの記事も参考にして下さい。

不安があれば私も相談に乗りますし、転職エージェントさんも相談に乗ってくれますので、ぜひ一度相談してみて下さい。

それでは、転職が成功することを祈っております。

【目的別】保育士転職おすすめサイト

目的・用途に合わせて、転職サイトの特徴を分かった上で登録していますか?闇雲に登録してもあまりいい結果はでません。登録する転職サイトの規模や専門性を理解して登録しましょう。 ここでは、大手だけでなく、人間関係に強い転職サイトや事業所内保育所専門、上京者向けなど、目的別に使える転職サイトをまとめています。

保育士辞めたいカテゴリの最新記事