パート保育士として転職する際に必要なこと|給料・保険・扶養を中心にまとめます

パート保育士として転職する際に必要なこと|給料・保険・扶養を中心にまとめます

結婚・妊娠・出産・介護など、女性は生活を一変させる出来事が起こります。

男性が育休を取る割合もすこ~し増えているとはいえ、まだまだ女性が家の様々なことを担っているのが現状です。

そうなると仕事ばかりに集中できませんので、パートで保育士をしたいと考える方が非常に多いです。

今回は、保育園の経営・人事を10年経験し、現在は保育園コンサルや転職エージェントをしている私が、これからパート保育士で転職したいという方向けに情報をまとめました。

保育士パートの基礎知識

パートタイム労働者(短時間労働者)のことです。アルバイトもパートタイム労働者です。パートもアルバイトも法的には同じです。

ただし、パートは主婦、アルバイトは学生・フリーターという風に分けて呼んで使い分けているところがほとんどです。

週1時間~週30時間未満の方が多いですが、週30~40時間のフルタイムのパートも沢山いらっしゃいます。

週30~40時間の方は、正社員ではないのでボーナスは無いですが、有給休暇など正社員と同等の待遇を受けられます。

また、保育園では、週30時間以上を常勤、週30時間未満を非常勤として分けられます。

この週30時間が区切とされているのは、社会保険の加入の条件が週30時間以上だからです。

保育士パートのメリット・デメリット

正社員と比べて短い労働時間で済むパートですが、正社員の保育士と比べてどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

パート保育士のメリット

  • 自分の都合で働ける
  • 掛け持ちが出来る
  • 正社員より辞めやすい

パート保育士は、結婚していたり、お子さんがいるなど、家庭のことと保育士の仕事を並行して行う人が多いです。

面接の時点で「10時〜16時までしか働けない」などと伝えていれば、変えられることはあまりありませんし、退職時も正社員に比べて引き止められることが少ないです。

パート保育士のデメリット

  • 賞与がないなど正社員より収入が低い
  • 福利厚生が少なめ
  • 仕事内容が不安定

パートには一般的に賞与の支払いはありませんので、収入は正社員には劣ります。

また正社員には様々な手当が支給されたり福祉厚生も充実していますが、パートの場合は交通費の支給や時給の昇給くらいしかありません。

さらに正社員の保育士のサポートをすることが多いので、保育だけでなく雑用を任せられたり、状況に応じて仕事を任されることがあります。

パート保育士の週の労働時間のおすすめ

パートは、週20時間未満、週30時間未満、週30時間以上の3パターンに分けることが出来ます。

  • 週20時間未満の場合、雇用保険に入らなくていい。
  • 週30時間未満の場合は、社会保険に入らなくていい。(中小企業の場合)
  • 週30時間以上の場合は、社会保険に入らなければならない。

雇用保険は安価ですし、メリットが多いのですので、雇用保険料をケチる必要はありません。積極的に加入すべきです。

社会保険は収入が低くても加入すれば15,000円以上は引かれるので、躊躇する人もいると思います。

ただ、貰える年金が増えますし、色々なメリットがありますので、必ずしも避ける必要はありませんが、15,000円が無くなるのが痛いならば加入しないのも手です。

しかし、次の年収の壁を合わせて考えなければなりません。

パート保育士の年収の壁

ただし、年収103万、130万、150万と「壁」と言われるものがあります。

普通は壁というと、乗り越えるのが難しいことを言いますが、ここでは逆で乗り越えないほうが良いように使われています。

  • 年収103万以下は所得税を払わなくていい
  • 年収106万以下は社会保険に入らなくていい(大企業)
  • 年収130万以下は社会保険に入らなくていい(中小企業)
  • 年収150万以下は配偶者控除をうけられる

これは、家計的に考えなければなりませんので、難しい話です。

このように訳が分からなくしてしまうのが行政の作戦なのでしょうか。

労働時間だけでなく、年収も併せて考えないと社会保険に入ることになります。保育士のパートは時給が高いので、労働時間だけ考えているとこの年収の壁をウッカリ越えてしまうことになります。

面倒くさいのでシフトに入れるだけ入る!というのが一番ストレスがたまらず良いのですが、年収の壁を少しだけ超えるという場合は、少し損をしてしまう場合があります。

パート保育士の需要や仕事内容

需要

週30時間以上のフルタイムパート(常勤パート)が最も需要があります。これは正社員の保育士を雇っているのと同じように行政に報告出来るからです。

ただし、複数名を合計させて週40時間以上にすれば正社員一人と換算でいる「常勤換算」という制度もありますので、週30時間未満でも需要は多くあります。

注意点

労働時間に関わらず需要はあると言いましたが、注意しなければならないことがあります。

それは、パートはみんな同じ時間で働きたがることです。

家事や育児との両立で働いているわけですから、8時や9時くらいから、14時や15時くらいまでは働けても、早番や遅番は絶対無理ですよね。

みんながそんな感じですので、同じ時間帯にパートが大量に居ても意味ないので、人気の時間だと競合が多く、採用されない場合があります。

少しは保育園側に都合の良い時間に働けるように調整出来れば、採用される確率は大きく上がります。

例えば、週に1日だけなら早番や遅番が出来るとか、月に1回なら土曜日に働けるとかです。

仕事内容

基本的には保育補助もしくは正社員の補助ということで求人広告が出ているのですが、完全に正社員保育士の補助で働けるかというと、保育園によってマチマチです。

無資格の用務員のような仕事をさせられることもあれば、正社員の保育士と同じような仕事をさせられることもあります。

更には、若手が多すぎると、それなりに経験のあるパート保育士さんの方が仕事が出来るという場合が多く、若手の指導や、下手すると若手の正社員よりも責任のある仕事を任されることもあります。

もちろん、正社員として働きたいが家族の都合でフルタイムで働けず、できれば仕事はバリバリしたい人ならいいですが、「正社員より安い給与でそこまでやるか?」という不満は出るかと思います。

これは保育園によって大きく違いますので、面接時などにしっかり確認しておかないと、とんでもなく大変な仕事になるかも知れません。

しかし、パートなので流石に残業や持ち帰りの仕事はありません。(もしあるならブラック保育園認定でいいと思います。)

パート保育士の面接対策

服装

なぜかパートの面接は私服でいいという風潮がありますが、スーツが良いに決まっています。スーツで行きましょう。

”スーツで行ったらマイナス評価”なんてことは、あり得ませんからね。

ただ、パートはスーツじゃなくても良いという風潮はありますので、スーツを持っていない場合は、わざわざ買う必要はありません。フォーマルな格好でOKです。

しかし、このフォーマルな格好とかビジネスカジュアルの定義って人それぞれなので、スーツが無難ですよ。

これらはマナーの話で社会人として常識です。

履歴書

こちらもパートの場合は、写真を貼らなくていいとか、志望動機書かなくていいとか、変な噂がありますが、写真も貼って、志望動機も書きましょう。

写真代とか志望動機を書く手間が勿体無いのか知りませんが、テキトーな履歴書を持っていって不採用になったら、また別の保育園の面接を受けないといけないので、余計に手間がかかります。

当たり前のことは、当たり前にしないと、社会人失格と思われてしまいます。

履歴書の書き方については以下の記事を参考にして下さい。

面接&履歴書の本人希望欄

正社員の転職活動では書かないか「御社の規定に従います」的なことを書いて終わりですが、パート保育士の場合、ここが正念場です。

時給の設定が1000~2000円なんて幅広い時給で求人広告を出している保育園も稀にありますので、自分の時給を必ず確認してください。

「時給1300円以上じゃないと無理」なら、そう希望欄に書き、面接でもハッキリ言わなければなりません。

労働時間も応相談とか書いてありますが、他のパートが働いていない時間帯に働いて欲しいなど、保育園にも要望があります。

少しは保育園側の要望にも応えた方がいいですが、自分の生活がおかしくなるよりは、ハッキリと自分の働ける時間を正確に伝えましょう

あまりハッキリ言えない…とか、怖くて聞けない…なんて場合は、転職エージェントを使いましょう。全て先に確認してくれます。

パートでも転職エージェントはしっかり対応してくれますから、安心してください。

さいごに

結婚や出産後に潜在保育士にならず、保育の現場に帰ってくる人は大歓迎です。

保育士は、保護者のケアも仕事ですから、人生経験が豊富な人は重宝されますからね。

また、体調や家庭の事情で正社員になるのが難しい人でも、保育士不足の今なら少しワガママを言っても大丈夫です。

しかし、世の中にはブラックバイトとか言われるものもありますので、パートだからと安易に転職先を決めるのはよくありません。

パートでも、しっかりと求人票を見て、できれば見学も行って、場合によっては転職エージェントを使って、仕事先を決めましょう。

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