保育士試験が年2回になって、持ち越しも5年延長できるってことで、受験者数も合格者数も増えています。
国家資格を比較的簡単に取れるチャンスです。是非是非、諦めることなく合格まで頑張って欲しいです。
しかし、成果が上がらない、落ち続ける、できるようになった実感が湧かない、ただただ不安…。
こんな状態になってしまうと、諦めてしまう可能性が出てしまいますよね。
こんな状態になったのは、勉強方法が分からない。つまり、道しるべがないということでしょう。
今回は、安心して勉強できて、更に諦めずに済むよう、具体的な勉強方法をお話します。
保育士試験の勉強量の目安
(基本)
テキスト・ネット・動画を使ってインプット
過去問・一問一答・予想問題などを使ってアウトプット
(量)
インプットは1、アウトプットは3くらいのイメージで。
過去問は4年分は最低でも解きます。また、その4年分は何回も解きます。
一問一答と予想問題は一冊で充分で、これも何回も解きます。
全部の答えを覚えてしまうくらいになるのがベストです。
保育士試験の合格に向けて勉強の仕方
まず、テキスト選びに迷っている場合は、コチラがおすすめです。
「1日10分」から始める保育士絶対合格テキスト(2018年版) [ 田爪宏二 ] 価格:2,592円 |
上下2冊になっている物もおすすめですが、実際に確実に合格するには上下2冊セットだろうが、この1冊にまとまってる本だろうが、どっちも情報は足りません。
そこで、まずはこの本で一通り学んで、その後に過去問・ネットなどで補完していきます。
どっちにしても過去問やネットで補完していきますし、その補完するべき箇所は人の得意分野や不得意分野によって変わります。
よって、インプット効率を考えてこのテキストをチョイスしています。
保育士試験の勉強の注意点
勉強の方法ですが、まずこのテキストを一通り読んで下さい。
全部覚えるのは無理なので、専門用語や独特の言い回し、法律や人物の名前をなんとなく覚えれば大丈夫です。
ただ、施設が何の為にあるのか?目的は何なのか?何を重視しているのか?ということは気にしながら読んで下さい。
そうすることで、「子供の最善の利益」とか「人格の完成」とか「数多い施設の存在の意味」などが分かってきます。
そして、保育士試験の場合は覚える量が多いので、今なんの勉強をしているのか?ということを意外と忘れてしまいますので、注意して下さい。
保育園の話なのか、幼稚園の話なのか、子供の話なのか、大人の話なのかというのを分かってないと、混乱します。
インプットとアウトプットは1:3くらいの比率で
この単にテキストを読んだり、ネットで調べる作業を「インプット」と言います。
日本人はインプットが大好きですが、実際はインプットは最優先事項ではありません
「アウトプット」は、過去問や一問一答を解いていくこと、もしくは人に教えることなどです。
このアウトプットが重要で、アウトプットすることでようやく覚えることができます。
インプットでもアウトプットでも、ノートにまとめるというのが、日本人の悪習です。ノートにまとめるのは非常に効率が悪いので辞めて下さい。
むしろ、ノートにまとめたことで、”覚えた気になってしまう”というのが非常に厄介です。
分からないところがあればテキストを見直せば良いですし、覚える為に書きたいんなら問題を解た方が良いです。
保育士試験を突破するくらい、脳みそだけで大丈夫です。
私は学生時代からノートを取ったことがほとんどありませんが、だからと言って覚えられなかったこともありません。
インプットについて
テキストを何回も読む、問題を解けないなら調べるために読む、問題を解いた後に他の選択肢がなぜ間違いなのかを調べる為に読む。
こんな感じでインプットしていきます。
保育士試験では、法律や条約の条文、人物の理論や本・建てた施設、施設の種類や役割が鬼門です。
ここを抑えられないと合格できません。
テキストで全体を抑えつつ、法律系、人物系、施設系は別途覚えていくのがおすすめです。
この法律系、人物系、施設系は、ほとんどが丸暗記していくことになります。
アウトプットについて
お分かりの通り、アウトプットは過去問・一問一答・予想問題を解きまくることです。
ただ、過去問や予想問題を解いてみて「あ〜この年なら合格だなぁ〜」とか考えるために解くのではありません。
過去問と全く同じ問題は出ません。
保育士試験はマーク式ですから、5つの選択肢から選んでいきます。
過去問で正解を導き出し、それが正解の理由がしっかり分かることも重要ですが、それよりもはるかに大事なのが「他の選択肢が、正解じゃない理由を説明できるくらい覚えること」です。
間違えた場合は、なぜ間違えたかを知る必要があります。
合格点に達するかどうかというのは、過去問を解く際に関係ありません。
保育士試験は慢性的なネタ切れです。いままで似たような問題が大量に出ています。過去問は正解するたではなく、間違いの選択肢を解明していくことが重要です。
保育士試験合格にするための目標
資格試験は合格するかしないかが全てです。
何時間勉強したか?なんて関係ありません。
10,000時間勉強しても、点が取れなければ不合格ですからね。
テキストを5周くらい読む、過去問4年分を5回くらい解く、一問一答、予想問題を解く。
過去問、一問一答、予想問題、全てで満点近く取れるようになるまでやりましょう。もちろん、正答じゃない選択肢が、なぜ違うかも分かる状態になった上でですが。
同じ問題を何回も解くので、結構簡単にこの状態までいけますよ。
優先すべき科目など
「一発合格を狙うな!保育士試験の対策の概要|全体を把握して効率よく独学で勉強しよう!」でも書いてますが、比較的簡単な科目、普通、難しいと三段階あります。
また、一発合格を目指すのは少し無理があるので、ざっくり半分づつ受かるような感じで良いと思います。
保育士試験は今は年に2回ですから、1年で取れたってことに変わりありません。
そこで、1回目の試験で受かるべき科目を優先していきましょう。
最優先:一発合格を狙う科目
- 保育実習理論
- 子どもの保険
- 子どもの食と栄養
優先:できれば一発目で受かりたい科目
- 保育原理
- 保育の心理学
これを1回目の試験でクリアしておきましょう。
2回目は福祉分野ばかり勉強すれば良いので、集中して取り組めます。
優先する科目に含んでいない、社会的養護・児童家庭福祉・社会福祉は関連する項目が多いので、まとめて勉強するのに適しています。
もちろん、一発合格を諦めて福祉系を捨てろと言っている訳ではありませんが、この優先する科目に自信をモテるようになるのが先決です。
おわり
保育士試験は一発合格を目指すとかなりの難関試験です。
無難に無理なく2回で合格、1年で取る、という気持ちでいきましょう。
1年と言っても1年間ずっと勉強する訳ではありません。ここまでに書いたレベルになるように勉強すれば良いんです。
保育士試験の勉強に役立つ情報を随時追加していきますので、このサイトも利用して下さいね。
テキストに合わせて以下のページは何度も見て覚えてしまいましょう。