転職は計画的に…|保育士さんの転職の基本をおさえよう!

転職は計画的に…|保育士さんの転職の基本をおさえよう!

転職したいと決めていても、「本当に辞めて良いのか?」「いつ辞めるのが良いのか?」「辞める際はどうすれば良いのか?」など疑問や不安がありますよね。

今回は、保育士さんのこれらの疑問に答えつつ、WorkLink保育おすすめの転職の基本をお話しますので、しっかりとした転職計画を立てましょう。

勢いで転職すると、同じことの繰り返しになってしまったり、その場しのぎ過ぎて転職が成功しません。

「転職するべきか」→「時期」→「方法」の順で解説してきますので、参考にしてください。

転職したいと思ったら

ストレスが原因だったり、結婚や家族の介護などのやむを得ない場合であったり、原因は色々です。

しかし、ここでは、拘束時間や人間関係など、どちらかと言うとネガティブな理由で退職する場合を想定してお話しします。

まず転職したいと思ったら、次に自分が最もストレスを受けていることを考えましょう

そして、本当に辞める必要があるかを考えましょう。

それで決心がついたら、自分が次の保育園に何を求めるかを明確にしましょう

辞める原因

さて、貴女が辞めたい最大の理由は何でしょうか?

給料でしょうか?人間関係でしょうか?ハラスメントを受けたのでしょうか?

それとも残業が多いからでしょうか?

もしかすると、サービス残業などで違法なブラック保育園だったからでしょうか?

自分が辞めたいと思っている最大の原因を考えましょう。これを考えることで、次の保育園選びで迷った時の役に立ちます。

違法なことを連発するブラック保育園であれば転職一択です。

◆ちなみに

給料は残業代をちゃんと支払われるかによりますが、ちゃんとした認可保育所の場合は基本的には大きく変わりません。これは保育園が行政からの補助金によって運営されているからです。

異様に安い場合は上層部が多くとっているかも知れませんが、逆に異様に給料が高い場合は、蓋を開けたらボーナスが無かったり、固定残業代が組み込まれていたりします。

本当に辞める必要があるかを考える

給料が不満だと言う場合は、転職して解決するのでしょうか?どういう転職をすれば解決するのでしょうか?

人間関係が嫌なら、自分に原因はないのか?転職先にまた嫌な人がいたらどうするか?

残業が不満という場合なら、残業なしの保育園に転職して残業代が貰えなくなっても大丈夫か?

ハラスメントやブラック保育園は違法なので、余り考える必要なく辞める決心をして大丈夫ですが、辞めて次に行っても同じことの繰り返しになるようなら、転職をしない方が良いこともあります

転職は結構大変ですから、迂闊に決めるのは良くありません。また、迂闊な転職を繰り返して転職回数が増えるのも好ましくありません。

次の保育園に求めることを考える

あれもこれもと求めても、転職が難しくなります。自分に合う保育園はあっても、全てが完璧な保育園はあまり多くありません。

そこで、自分が譲れないものを決めておくことが重要です。極端な例の場合は、「遅番が嫌いなので、早番しかしたくない」というものでも構いません。

「キャリアアップ(出世)しても良いから給料が高くないと嫌だ。」というのでも良いでしょう。

人間関係は相性なので何とも言えませんが、転職エージェントなどを使って、離職率や離職数を確認してもらえば、少しは予想は出来ます。



転職時期を決める

転職時期をデータで分析すると、5・6月は避ける。1・2月に転職活動を行い、年度末に転職するのがベストだと考えられます

これについては、求人倍率や求人募集の数から見ても明らかです。正確に知りたい場合はこちらの記事を見てください。

しかし、そこまで待てないという場合や、引き止められたり、保育園の状況を見ると流石に年度末で辞めれないという場合は、ボーナス時期を目安にしましょう。

「ボーナス貰って辞めるなんてサイテー!」とか言ってくる保育園もあるかも知れませんし、言われるのが嫌かも知れません。

しかし、規定を作っているのは、保育園側です。(就業規則や雇用契約書に明記されている場合が多いです。)

ボーナス、つまり賞与は、支払わない雇用契約であれば支払う必要はないんですね。予めボーナス無しという契約であれば、ボーナスが無かろうとブラックではありません。

しかし、ボーナスを支払うという雇用契約なのに、ボーナスを支払わないのは違法です。嘘ってことですからね。

ただし、ボーナスの支払い方を、「退職しない者に限る」みたいに正式に決められていたら諦めるしかありません。

とは言え、ボーナスをもらって辞める人がいるというのは、みんな想定済みなんです。ボーナス時期には、それを狙って求人数が少し増えますし。

人事を長くやっていれば、ボーナス貰って辞めるってのはいつものことだと思えます。年度末の転職が嫌なら、ボーナス時期を目安にして問題ありません。

辞める方法

さて、辞める方法についてですが、単に退職届を出せば終わりです。しかし、一応、トラブルを回避するためには、以下のことを確認しておきましょう。

保育園の規則を確認する

何ヶ月前に退職を申し出ることになっているのか?を確認しましょう。

法的には2週間と書いてありますが、法的に争うということは弁護士でも立てるのですか?弁護士費用は高いです。ワザワザ争う必要はありません。

それに、この2週間というのも、引き継ぎなしなどの場合の話です。誰でも2週間前で辞められる訳ではありません。

それに、入社する際にいつまでに退職を申し出るか約束している訳ですから、守ったほうがトラブルを避けられます。

だいたい1~3ヶ月の間で申し出ることになっていると思います。

とはいえ、退職してしまえば、そこまで大きなトラブルには発展することはないですが、あまりにも自分の都合だけで辞めると、保育園から軽い仕返しがあることもあります。

円満退職を目指すかを考える

保育士不足が酷い場合や、年度途中で辞める場合は、結構な引き止めに合ってしまう可能性があります。

保育園側の言うことを聞いていると、基本的に自由に辞められないので、円満退職を目指さないというのも一つの手です。

円満退職が出来るパターンは多くありません。

メインは、やむを得ない事情であること。結婚や引越、親の介護などです。

それ以外の場合は、メチャメチャ早くから退職の意志を伝えておいて、更に次の転職先も決めておくことです。

事前に保育園と話し合いをしておいて、調整してから辞めることが円満退職できる唯一の道です。

そんなに待てないと思う場合は、円満退職は諦めたほうが無難です。

退職願・退職届

さて、これは豆知識みたいなものですが、退職願と退職届は違います。

退職願は、「辞めたいので時期の調整をお願いします。」という文書です。退職届は「いつ辞めます」という文書です。

よって、退職届だけ出せば良いんですね。

社会通念的に、退職願を出して上司と相談して退職時期を決めてから、その日付で退職届を出すのが常識とされています。

退職願は絶対的な意思表示にならないので、私は必要性を感じませんが、規則に従った方が良いでしょう。

もし、退職願を受け取らないとか、その後の相談に応じてくれない場合は、退職届を叩きつける必要があります。

*本来は申し出るだけでも良いので、退職願も退職届も出さず、口頭ても良いのですが、書面で申し出ることでいつ申し出たかの証拠を残せます。よって、書面で申し出るのはトラブル回避の基本です。

おわり

今回のまとめです。

  • 辞めたくなった原因を考える
  • 本当に辞める必要があるか考える
  • 次の保育園に求めることを明確にする
  • 転職時期を決める(ボーナス時期or年度替わり)
  • 保育園の規則に従って辞めて、トラブルを回避する

勢いだけでなく、事前にしっかり考えて、振り返って、転職をすることが重要です。

しっかりと転職計画を立てましょう。

不安な場合は、当サイトや転職エージェントをどんどん使いましょう。

転職エージェント探しから難しい場合は、当サイトの相談窓口や当サイトのおすすめサイトを参考にしてください。

それでは、転職の成功を祈っています。

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