私は10年間、保育園の経営・人事の部署で働いていて、転職エージェントの資格もあり、色々な相談を受ける訳ですが、保育士さんが保育士そのものを辞めたい場合、転職が「上手くいかない」「満足できない」ことが結構多いようです。
個人的にはイキナリ完全異業種に行くより、一度保育にちょっとは関係のある仕事を挟んでから、完全異業種へ転職するのが良いと思います。
ただ、もちろん、イキナリ完全異業種に行ける可能性もあるので、一旦リクナビNEXTに登録して自分を試してみると良いでしょう。
今回は、リクナビNEXTを中心とした完全異業種への転職ガイドです。
保育士にリクナビNEXTをおすすめする理由
保育士の場合、転職エージェントや保育士専門求人サイトを使いますが、保育士以外に転職するならリクナビNEXTをベースに探しましょう。
リクナビNEXTを使わないと保育士以外の仕事に就けないという訳ではありませんが、リクナビNEXTは誰もが使っているサイトです。
求人数もNO.1ということで、使わない理由がありません。
また、リクナビNEXTでは、企業からのスカウトだけでなく、転職エージェントからのスカウトも来るので、選択肢を増やせます。
以前の記事「完全異業種へ!保育士からキャリアチェンジする際のおすすめルート」でも書いてますが、保育士が他の仕事で採用されるのは結構大変ですので、ある程度の覚悟はしてください。
また、当たり前ですがリクナビNEXTしか使わない訳ではありません。
→→リクナビNEXT
補足:自分の市場価値って?
市場価値というと少し難しいかも知れませんので、説明しておきます。
ここでいう市場というのは転職市場のことです。
価値というのは転職するあなたの価値です。
自分の市場価値を調べるというのは、「一般企業がどれくらいあなたを欲しいか?」を調べるということです。
リクナビNEXTに登録すると、それが分かります。
保育士がリクナビNEXTに登録したら
リクナビNEXTは登録しなくても求人の検索はできます。しかし、当然ながら登録しなければスカウトは来ません。
保育園以外の転職に慣れていないなら結構大変だと思いますが、リクナビNEXT登録したらレジュメというものをどんどん作成していきます。
入力する項目はこんな感じです。
一番下のレジュメ公開ブロックというもの以外、どんどん書いていきます。
「めんどくせぇぇぇ」と思うかも知れませんが、これが一般企業の転職活動ですよ。
ただ、頑張って書けば企業や転職エージェントからスカウトが来るだけでなく、履歴書と職務経歴書が自動で作れるようになります。
次の転職だけでなく、これからの転職活動でもずっと使える機能なので、これだけでも登録する価値ありだと思います。
1日で全部入力しなくてもいいので、頑張って全て埋めましょう。
後は、スカウトを待ちつつ、暇な時間に求人を探していきます。
スカウトが全然来ない場合
保育士なら保育系以外のスカウトが来ないことも結構あります。
ただ、あまりにも来ないなら、レジュメが不完全です。もし空欄があるならすべての項目に入力しましょう。
自己PRや職務経歴書がテキトーである可能性もありますので、改良しましょう。
文章だけで人を信用させようとしている訳ですから、頑張って書きましょうね。
保育士以外の転職先を探そう
レジュメを書いたからといって、ポンポンスカウトが来る訳でもありません。(保育系のスカウトはたくさん来るかも)
また、自分の希望の業種の求人が出ているとも限りません。
リクナビNEXTは求人数NO.1とは言え、掲載型のサイトです。各企業、掲載期間を決めて募集しています。
リクナビNEXTの掲載期間が終わったら、他のサイトに掲載しているかも知れません。
良いと思う仕事がないなら、複数のサイトを見て、探していく必要が出てきます。
私が人事をやってた時、通年募集している職種でも「リクナビNEXTに出す期間は◯月だけ」「◯月はマイナビ転職」など、全部の転職サイトに同時に載せるなんてことはありませんでしたからね。
そもそも、どの業種に行きたいか決まってない
「とにかく保育士以外に転職したいんだ…!」としか思ってないとか、「色々見ていたら、逆に分からなくなった…」という場合は、リクナビNEXTのグッドポイント診断を利用してみると良いでしょう。
貴女の強みを客観的に診断してくれます。
それでも行きたい業種決められない場合
それでも業種すら決められないなら、もうコチラの記事で書いてる中から選んで下さい。
基本的には、保育士の資格が活きるけど、保育士ではない仕事に一旦転職するのがオススメです。
おわり
保育士さんが保育士以外の仕事に転職しようとすると結構大変ですが、今回の記事を参考に転職を進めてみて下さい。
無理そうな場合は、保育士資格を活かせるけど、保育士の資格が必須ではない別業種を一回は挟みましょう。
今は、資格が必要ない仕事でも求人倍率が高くなっており、転職者に有利な状況です。諦めずに頑張りましょう。
それでは良い転職を!