残念なことに自分と合う保育園を見つけることが出来ずに、保育の仕事から離れたいと思ったら、どのような業種に転職するのが良いのでしょうか?
保育士資格を使わないとなれば、一般の無資格の人と同じで選択肢は非常に広くなります。
しかし、保育系の学歴と保育系の職例の場合、一般の人よりも採用の獲得は難しくなる場合があります。
そこで、保育の仕事ではないけど、保育士の資格が活かせる仕事についてのお話です。
保育士の資格を使わないのはもったいない
これまでの社会人生活の中の殆どを保育士として生活していれば、運悪く今まで嫌な保育園にしか当たったことがなくても、保育士資格には思い入れがあるはずです。
というか、保育がもう嫌だとか、子どもを嫌いになってしまったとかでなければ、絶対に貴女にあった保育園はありますよ。当サイトのおすすめサイトにある転職エージェントを、ちゃんと使ってみましたか?
さて、それでも、別業種に転職したいといなら、その思い入れのある保育士資格が少しでも役に立つ仕事に転職したほうが良いですよ。
国家資格の有無で給料は全然違う
大卒でも何の資格もない人は、最低賃金スレスレの給料で、ボーナスも昇給もないなんて会社は沢山あります。
年収は200万ちょっとしか無かったりしますし、サービス残業も横行してます。
もちろん拘束時間は保育士ほど長くなく、シフト制ではないので働く時間が固定というメリットはありますが、逆に言うとメリットはそれくらいです。
保育士がいくら給料が安いと言っても、割に合わないだけで資格の必要ない仕事よりは給料が良いことが多いです。
保育か子どもに関係のある仕事を探そう
保育士不足ですから、保育の仕事であれば保育園以外に行ったとしても似たような悩みに直面する可能性は高いです。
何かに併設されている託児所や保育ママ、病院の保育園の仕事はあまり変わりませんので、ここではおすすめしません。
◆基本的なオススメ
以前の記事「病院で働く保育士|病院内保育士・医療保育士・病棟保育士の違いや仕事内容は?」を読めば分かると思いますが、医療保育士(=病棟保育士)は、だいぶ仕事の内容が違うので選択肢の一つですね。
後は、ベビーシッターは海外では主流ですし、日本でも待機児童になってしまった人は結構利用しており、何より無資格でベビーシッターをやっている人も多いので、保育士資格を持っていると結構有利です。ライバルもとても多いですが。
保育園は嫌だと思いますが、保育園の事務員も採用確率は高いです。不正に保育士としてカウントされてしまう可能性があるからですが。
さて、保育士資格を使わない仕事となると、無資格と同じですので、採用されることすら難しくなります。
そこで、次は保育士の資格は必要ないけど、保育士だと少し採用に有利になる仕事をご紹介します。
保育関係の仕事の転職先候補おすすめ6選
色々と紹介しますが、ハッキリ言って通常の保育園の募集と違って、求人数は激減します。
しかも、保育園のように採用されやすくもありません。書類選考で落とされまくることもあるでしょう。
しかし、普通の転職というのはそういうものですので、そこは頭に入れておいて下さい。
保育士専門転職エージェント
保育士の転職を支援する転職エージェントです。職業紹介業ですね。
保育士専門の職業紹介会社なら、保育士資格を持っている人を積極採用している時期もあります。
営業やデスクワーク、面談などの仕事が中心ですが、転職したい保育士さんの気持ちが分かると思うので、比較的スムーズに馴染めると思います。
子供向けテーマパーク
テーマパークの求人は人気ですので、ライバルが多すぎて採用されるのは大変です。
ただ、子どもの扱いに慣れている保育士は、少し有利になります。
保育士試験関係
保育士試験の資格取得を支援する仕事です。社会人向けの講座の先生であったり、通信教育の採点者などです。
保育士資格があれば、僅かに採用に有利になります。
病院・歯科医院の受付(事務)
医療事務の資格がなくても、保育士は意外と有利になります。
子どもの患者さんの多い小児科や、歯医者さんには結構需要があります。病院に託児所が併設されていなくても、です。
子どもの相手をすることもほとんどなく、念の為に保育士が居たら心強いなってことで、採用されるんですね。
また、医療事務や歯科助手は、一応、資格がなくてもできる仕事ですので、保育士資格だけでも大丈夫です。
しかし、医療事務や歯科助手の資格があった方が採用される確率は高くなりますので、今のうちから勉強したておいた方が良いでしょう。
というか、保育士資格と医療事務の資格を持ってて不採用って「逆になんで?」って感じです。
独学に自信がなければ、以下のような通信教育などを利用しましょう。
幼児向け塾(教室)の講師
やはり英会話教室が多いですが、都内には様々なタイプの塾があります。
音楽系や知育系、絵などの芸術系、小学校受験(お受験)などの塾です。
ピアノが得意なら、ソルフェージュ辺りの知識を見に付けておけば、保育士資格と合わせて、音楽系の塾の採用は少し有利になります。
ただ、音楽系や芸術系は、プロ並の技術を持った人たちがライバルになりますので、保育士資格があっても+αの知識や技術がないといけません。
それと、もし保育園の保護者対応が嫌だったなら、あまりオススメできません。こっちは保護者がもっとグイグイきます。
転職活動の仕方
保育園への転職は、転職エージェントがおすすめですが、今回お話しした職種には転職エージェントは使えません。
会社側からすれば、普通に募集して集まりますからね。
また、今は、転職市場は活発で求人倍率が高く、転職は誰でも有利な状況ですが、募集を見つけれられなければどうしようもありません。
よって、多数のサイトから自分で探すことになります。正社員用のサイトも、バイト向けのサイトも全部見て下さい。
バイト向けのサイトでも、正社員と同時募集の場合は、正社員の情報が載っています。タウンワークなどにも正社員の求人は沢山載っていますよ。
今回説明した職種以外で保育以外の仕事をしたい場合は、保育士の資格が何のプラスにもならない可能性もありますが、保育士資格ではなくて、純粋に「貴女」に需要がある場合もあります。
おわり
今回の記事を読んで、「保育士以外の仕事、無理じゃね…?」と思ったかも知れません。
ですが、コレ、資格職じゃない人はみんなやってることです。
保育士が保育士以外になるということは、そういうことですよ。
では、本日のまとめです。
- 国家資格(保育士)を使わないなら、給料は下がり、採用確率も下がる
- 保育か子どもに関係する仕事を探して、保育士資格を少しでも利用しよう
- 今日のオススメの6種類+医療(病棟)保育士を狙おう
- 転職は様々なサイトを見まくらないと募集が見つからない(リクナビNEXTは必須)
それでは、転職の成功を祈っています。