【保育園版】職場の雰囲気・空気が悪いので辞めたい場合の対処法

【保育園版】職場の雰囲気・空気が悪いので辞めたい場合の対処法

「保育園の空気(雰囲気)が悪すぎる… 。一体どうすれば…?」

さて、保育園の空気についてお答えします。

原因は、人間関係です。

対処法は、空気を変えるor転職です。

待遇が悪過ぎて全員が疲弊しているのは例外とします。「長時間労働(1日12時間拘束のレベル)に加えて、給料安い・残業代が出ない」みたいなブラック保育園は、迷う余地ありません。もういい加減さっさと退職してください。

さて、それでは、ブラックな訳ではないけど、保育園の空気が悪すぎる場合の原因と対処法をお話ししていきます。

まず空気の良い職場(保育園)とは

保育園の空気(雰囲気)が良い状態というのは、どんな状況かを抑えておきましょう。

何でもが最高の状態の保育園はまずありませんので、最低でも以下を満たしていれば良いというものだけ上げます。

  1. 職員同士の声かけ・ほうれんそうが出来ている
  2. 施設長(園長)が計画性があり、信頼できる人間である
  3. 段階的にスキルアップができる
  4. ICT・AIの導入に好意的

基本これだけで、職場の空気は良くなります。

使えない職員がいても、ちょっと変わった職員がいても、施設長が若くても、施設長がちょっと怖くても、職員に年齢の偏りがあっても、これで大丈夫です。

この中でも、特に重要なのは1~2です。もうこれが出来ていないのは論外で、空気が悪くなるのは避けられません。

職員の声かけ・ほうれんそうは、業務上必要で、子どものために必要なことです。それをしなければイライラしながら働く以外にないので、空気が悪くなり続けます。

施設長は、施設の柱なので、計画性があって信頼できることが第一です。まだ未熟な園長でも、信頼できるなら我慢してください。

補足しておくべきなのは、3~4ですね。

段階的にスキルアップできる

保育士は、保育の専門家ですが、保育士資格を取っただけで優秀な保育士になることはありません。

資格取得後に専門性を高めていく必要があり、国家資格とはそういうものです。

保育士であれば、時間や心の余裕の有無によるところもありますが、多かれ少なかれスキルアップしたいと思っていますよね。

空気がいい保育園では、職員を上手くスキルアップさせてくれます。日々、徐々にスキルを身に付けさせてくれるようにしてくれるんですね。研修に行かせてくれたり、主任や園長が成長に繋がるように指導してくれます。

スキルアップを支援してくれると、意欲的に働くことができるんです。

しかし、空気が悪い保育園では、基本的に丸投げ・一方的な指示&その指示の理由が分からない・日々の保育を回すだけで手一杯…と言った感じで、ただ経験だけを積まされます。

「経験が一番大事じゃん。」と思うのは三流で、経験だけに頼る保育士は正直ダメです。

常に新しい知識を身に付け、スキルアップするという勉強する姿勢がなければなりません。30年の経験ともなれば大概のことを経験しているかも知れませんが、一流になるまで30年も待つのは非効率です。

保育士をただその日の保育を回す駒や歯車と思っているような保育園は、保育士を育てようとしてくれません。そして、疲弊してしまうので、空気が悪くなります。

ICT・AIの導入に好意的

空気の良い保育園は、実はテクノロジーの導入にも前向きです。

保育系AIは流石にまだ未成熟な部分はありますが、ICTは保育系でもそれなりに進んでいます。

子どもの登園管理や連絡帳・各種書類を手書きでやることが非効率すぎて、どう考えても負担なので、普通の神経ならICT化を進めます。

結構年齢がいってる保育士さんなどは反対する人もいるかも知れませんが、基本的にタイピングさえできればほとんどの仕事はできます。つまり、誰でもすぐ慣れます。

ICT化している保育園では、60歳の保育士さんでもめちゃめちゃ普通にシステムを使ってます。

もし園長や経営層が高齢で、テクノロジーを毛嫌いしているなら、効率化できる業務をワザと導入してない訳で、毛嫌いという理由だけで職員に負担を強いるのはあり得ません。

会社・保育園自体が成長する気がないので、将来性がありません。

雰囲気(空気)が悪い保育園の特徴

職場の空気が悪い要因はさまざまあります。経営層が本気になれば全てにおいて改善することはできますが、あなたが改善できる事は限られています。

冒頭に書いた待遇がクソな場合や経営層や園長がクソで空気が悪い場合は、基本的にどうしようもありません。

あなたがどうにかできるかも知れなくて、保育園の空気が悪くなる要因を3つあげます。

  1. ハラスメント人間がいる
  2. 派閥に勝手に入れられる
  3. 自信がないのを隠すために情緒がおかしくなっている奴がいる

1以外は、少し思ってたのと違うかも知れません。

個別に対処法と合わせて見ていきましょう。

ハラスメント人間がいる

「ハラスメント人間がいたら、そりゃアウトでしょ!」って感じですが、ハラスメントは皆さんが思うより身近に存在します。

また、上司から部下に対して行うものだけがハラスメントではありません。

無視だったり、イジメだったり、高圧的な態度、辞めると言って脅す、人の性格を否定するなど、様々なものがあります。

更に、ハラスメントを見せるのもハラスメントになり得ますので、ハラスメント人間がいると、職場の空気が悪くなるのは当然で、自分が直接ハラスメントの被害にあうと、職場の空気どころの話ではありません。

ハラスメントを受けている場合は、まずは上司や人事に相談しましょう。

ハラスメントを受けている人がいる場合は、ハラスメントに加担しないことは当然ですが、迂闊にハラスメントを受けている人をかばって自分がハラスメントを受ける標的になる訳にもいきません。そこで、こちらも上司や人事に相談することからスタートです。

まずは、”ハラスメントがある”という事実を上司や会社に認識させることが大事です。

その後は、職場の風土によって、ハラスメント改善へのアプローチやかかる時間が全然違うと思いますので、上司や人事と共にハラスメントを撲滅するという時に、積極的に協力してください。

ただ、ハラスメントを放置するような会社・保育園の場合は、退職する以外にないでしょう。

派閥に勝手に入れられる

派閥というと少し嫌な印象がありますが、必ずしも派閥があるだけで空気が悪いとは言えません。風通しが良いと言えないかも知れませんが。

派閥があるだけで空気が悪いのではなく、実は”勝手に派閥に入れられる”方がよっぽど問題です。

例えば、園長にちょっと苦情を言いたい奴がいて、自分一人の意見では弱いと思ったのか、少数意見でも「幼児クラスのみんなが言ってます!」と勝手に”みんな”の一員にされる。

そうすると、もしそれが原因で園長がキレた際、自分は全く関係ないのに怒られたりする訳です。

この後、園長には嫌われ、その”みんな”と勝手に言った奴には憎しみが沸き、空気が悪くなります。

派閥があって何かと対立してるなら、まあ理解できますが、派閥に勝手に入れられると「自分は何もしてないのに、嫌われる」みたいなことが発生するんですよ。

なので、派閥に勝手に入れてくる奴がいる場合は、周りに自分は派閥に入っていないことを伝える必要があります。

じゃあ何派?とかではなく、中立で問題ありません。

ただ、派閥に入らなければ身動きが取れないようであれば、退職するしかありません。

自信がないのを隠すために情緒がおかしくなっている奴がいる

”自信や能力がないのを隠すために色々やるが周りから見ると訳がわからない人”って、結構多いんですよね。

自信・能力がないのを隠すために…

  • 偉そうな態度を取る
  • 丸投げする
  • 新人やできない人をイジメる
  • 愚痴を言う
  • やる気があるフリして異様に質問する

まずこういうことをやる人は、頭が悪いのは間違いありません。

普通は、自信がないから勉強しよう。経験がないから素直に学ぼう。スキルがないから協力をお願いしよう。となります。

もう少し解説します。

  • 偉そうな態度を取る:高圧的な割に中身がなく、その場でマウントを取るために発言するので、言っていることがコロコロ変わり、周りの人は訳が分かりません。
  • 丸投げする:自信がなく丸投げするしかないのですが、周りの人は丸投げする理由が理解できません。
  • 新人やできない人をイジメる:自分より劣っている人をバカにして自分の評価を上げようとしますが、周りの人は理解できません。
  • 愚痴を言う:愚痴で他の人の評価を下げることで相対的に自分の評価を上げようとしますが、周りの人は嫌なら辞めろとしか思えず理解できません。
  • やる気があるフリして異様に質問する:やる気アピールのために質問や意見を異様にしますが、質問の割に成長しないので周りの人は理解できません。

こういう理解に苦しむ行動を取るため、こちらからは情緒がおかしいように見えます。

ただ、実際は”自信がないのを隠すために色々なことをやっている”だけなのです。

どうですか?行動原理が分かると「なるほど!」と思いませんか?わかったところで無意味ですが…。

保育業界に限らず、こういう人は社会には一定数いるので、ある程度は慣れなければなりません。しかし、あくまで目的は保育ですから、謙虚かつ毅然に立ち向かい改心させるか、異動や交代を申し出る必要があります。どれも無理なら退職ということになります…。

とは言え退職癖がつかないように

今は「転職する人=忍耐力がない人」という昔の価値観は消え去りました。

ただ、保育業界の内情としては、保育業界の変化の速度は、時代の流れより遅いです。

人手不足を理解できない頭の硬い保育士が調査に来て自分の経験だけで文句を言いますし、生産性とか効率化を図る保育園はまだ少なめです。

ブラック保育園が減ってきたとしても、保育士の仕事自体が大変なので、保育士不足感は否めません。

ただ、待機児童は解消してきていますので、それに合わせて保育士不足は解消されていきます。

1〜2年で退職を連発してしまうと、履歴書は汚れます。そうなると、保育士不足が解消した時に、すぐ辞めるダメな奴と思われ採用されにくくなる可能性があります。

自分のキャリアを汚さないためにある程度我慢することも、身体を大事にすることも両方大事です。「じゃあ辞めた!」だけでなく、うまくバランスを取りましょう。



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