保育士は激務で荷が重い…!最悪の場合は”死にたい”と思うまでに。

保育士は激務で荷が重い…!最悪の場合は”死にたい”と思うまでに。

激務…という仕事は世の中に沢山あります。

保育士に限っていうと、激務に加え、「給料が割に合わない・荷が重い」です。

しかも、潜在保育士が80万人、待機児童は増加の一途となると、保育士が足りていないのは明白です。

当然、保育士の数が少なくなれば、保育士一人辺りの負担は大きくなってしまいます。

今回は、激務と言われる保育士の状況と、転職に希望があるのかをお話します。




保育士が激務になるのは当たり前

もう保育士をやっていれば、みなさんすでにお分かりですよね。

保育、ピアノ&歌、製作、行事、書類、保護者対応、カリキュラム…。

書類とサラッと書きましたが、この書類も膨大です。

この訳のわからない仕事量が、シフト内で終わるわけがないですよね。

そうなると、サービス残業や持ち帰り、休憩返上というブラック全開の状況に陥ります。

この原因は、もちろん保育士不足にあります。保育士が足りていないから、保育士一人あたりの仕事が増えるんですね。

冒頭でもお話しした通り、激務な職業は沢山あります。ただ、保育士の場合は、これに追い打ちをかけられるんです。

保育士は激務では済まず、追い討ちがくる

激務の仕事は沢山あります。しかし、それでも耐えられるのは、夢、目標(キャリアアップやスキルアップ)、充分な給料、良い仲間、社会貢献をしている実感…などなど、色々な要因が助けてくれるからです。

しかし、保育士の場合は、激務の辛さを和らげてくれるハズの要因が、激務に追い打ちをかける敵のような存在になってしまうこともしばしば…。

給料が割に合わない

「激務なら激務に応じて給料をくれよ!」と思うわけですが、保育士の給料は、認可保育園ですとどこでも大差ありません。

これは、保育園が決められた補助金内で運営されているからです。

よって、保育士さんが給料を上げる方法は、行政の処遇改善を待つか、出世するかの二択になります。

ただし、給料が割に合わない原因に、サービス残業があります。残業時給は時給の1.25倍で支払われますので、普通は残業すれば稼げるんです。

看護師とかは、夜勤手当や残業手当のおかげで、給料が高い訳です。残業を無しにされたらどうしようもありません。

こういう違法なサービス残業が常態化している保育園は一刻も早く去りましょう。人生の時間が勿体無いです。

というわけで、行政の処遇改善待ちになりますので、給料アップよりも働きやすさを目指すべきです。給料と仕事量が適正で、割に合う保育園探しにシフトしましょう。

ただし、園長になって給料アップを目指すのは良いことだと思います。

荷が重い(仕事の種類が多すぎる)

仮に給料が充分だったとしても、保育士の仕事は種類が多すぎて、全てを完璧にこなすのは人間ワザではありません。

ピアノが苦手でも弾けるようにならないとダメですし、音痴なのに歌を歌わないといけませんし、今まで文書なんて作ったことないのに書類を(大した指導もなく)大量に書かされますし、不器用でも製作は大量にあります。

医者や弁護士級の天才しか保育士になれないような制度ならともかく、普通の人でもなれる保育士に、ここまで色んな種類の仕事やらせるのは酷ですよね。

この問題をどう対処するか?これは、役割分担しかありません。得意な人や担当を分けて、チームワークでこなすべきです。

なんでも自分で全部やりたがる人もいますが、そういうのは個人プレイをする人は、協調性に欠けると言わざるを得ません。

こういう人は、上司になった時に「自分は出来た」とか「自分はこれだけ頑張った」というだけの理由で、精神論で指導してしまいます。

こんな人が、園長や主任なら、とっとと保育園をやめた方が無難です。

保育士不足なのが分かっていながら、保育士不足でなかった時代の仕事を求められても、無理に決まっています。

職員との人間関係

本来は仲間である保育士同士でも、敵になることも追い討ちの一つ。

人間なので相性はあると思いますが、1年間同じメンバーでやっていくのが基本の保育園では、相性が悪い人と当たると最悪です。

そして、待遇などが原因で不満がたまると、周りのことなんかどうでも良くなってしまうんですよね。そうすると、文句ばっかり言ってしまいます。

また、とにかく変な人もやはり存在します。自己主張が激しすぎて人の話を聞けない人や、人の文句ばっかり言う人、ひたすら嘘つきまくる人…

こういう人は、保育園だとか保育士だとか関係なく、ただのダメな人です。

どこの職場にもいる可能性はありますが、変な人と組まされると、転職も視野に入れざるを得ませんよね。

保護者との人間関係

保育士は、めちゃくちゃ社会貢献している仕事です。

「保護者が働くために子どもを預かる」というのは、とんでもない社会貢献なんです。

保護者が働かなければ、税収が減り国が潰れます。保育園があることで、少子化対策にもなってます。保護者の自己実現も助けてます。そもそも保護者の家計も助けてます。

保育士は、国を支えているようなものなんです。

でも、社会貢献を実感できなくなってしまうのが、保護者からのクレームです。

面倒くさい保護者から嫌味を言われたり、バカにされたり、ギャーギャー言われたりすると、「お前とその子どもの為に頑張ってんですけど…」とやる気が失せますよね。

ハラスメント

保育園は、激務や待遇が不十分のため、人間関係が悪化します。そうすると、ハラスメントが横行します。

上司や先輩が仕事を丸投げして無視したり、確実に無理な量の仕事を与えるなどは、いじめやパワハラですね。

そして、保育士不足のため、妊娠してもキレられてしまうこともあります。これはマタハラですね。

ハラスメントは、その場の八つ当たりであって、何の生産性もありません。

私も、「こんなことをしなければ、離職率が下がって良い保育園に変わっていけるのに…」、とよく思ったものです。

ハラスメントについては、園長が人格者かどうかで決まります。転職の際は、園長で保育園を選ぶのもかなり重要になります。

激務と追い討ちで”考えるのをやめてしまう”保育士も

ジョジョって知ってますか?女性はあまり知らないですよね…。

ジョジョの話とか興味ない?いやいや、結構重要な話なので、少し我慢して読んでくださいよ。

ジョジョの2部に、完全生命体カーズという不死身の敵が出てくるんですが、その敵が宇宙にふっとばされて、地球に帰れなくなったんです。

しかし、不死身なのでこういう感じで幕を閉じます。

「カーズは2度と地球へは戻れなかった…、鉱物と生物の中間の生命体となり永遠に宇宙をさまようのだ。

そして死にたいと思っても死ねないので、そのうちカーズは考えるのをやめた

何が言いたいかと言うと、完全な絶望に陥ると考えるのをやめるしか方法がなくなるんです。

このカーズは完全生命体なのでコレでも大丈夫かもしれませんが、私達が考えるのをやめるしかない状況になるとどうなるか…。

もちろん、うつ病などの、精神的な病気にかかってしまいます

また、「保育士 激務」で検索すると、関連検索キーワードに「保育士 死にたい」というワードまで出てきます。

ワークライフバランスが取れる保育園や人手不足でない保育園はたくさんあります。今の保育園がブラックでも、転職すれば大丈夫です。

ブラック大企業に比べると、保育士は自殺者は少ないですが、精神的な病気にはならないに越したことはありません。

ういう状態になりそうならば、休職か退職を急ぐべきです。一度本格的に精神的な病気になってしまうと、治りづらい上に再発もあるからです。

おわり

保育士は激務で、どうしようもないように見えましたか?

保育士不足ではない保育園もありますし、同じ保育園でも園長によってだいぶ変わってきます。

同じ仕事をしていても、出来る人と出来ない人に分かれるように、同じ保育園でも良い保育園と悪い保育園に分かれています。

この、良い保育園を見つければ、保育士生活はぜんぜん違うものになりますよ。

給料を上げるには出世しかありませんが、給料が上がらなくても激務でないワークライフバランスの取れた保育園に転職してみるのはいかがでしょうか。

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