就職活動&転職活動をした際には無駄に30社ほど面接を受け、保育園の面接官を担当した時には100回以上やり、現在は保育士以外の面接もやり続けている私です。こんにちは。
今回は、求人票や待遇に騙されず、面接官で良い保育園を見極めようというお話です。
園長が面接官を担当する場合も多いと思いますが、面接官は求職者からすると保育園や会社の顔になる人です。
その顔である面接官がどんな人なのかで、保育園や会社がどんなレベルなのか分かるのは当然ですね。
保育園の面接官がこんな人だったら辞退を検討
さて、保育園や会社の顔である面接官です。
その面接官がダメな人なら、その保育園や会社もダメなのは明白ですね。
なぜって?
まともな会社がダメな面接官を放置する訳ないですから。
という訳で、以下の様な面接官だったら辞退を検討しましょう。
- 全く目を見て話さない
- いろんな意味で何を言ってるか分からない
- 疲れてる
- 時間を守らない(面接に遅れてくる)
- テンプレみたいな質問しかして来ない
- 似た様な質問が連続する
- 事務的
- 待遇や人間関係の説明ばかり
- 偉そうor自信なさそう
- 自社の会社を魅力的に語らない
さて、一つずつ簡単に見ていきます。
面接官が全く目を見て話さない
これは単にあなたに興味がない可能性もあります。
また、パソコンなどで面接情報を管理している場合、パソコンを結構見る必要があります。紙を使って説明している場合も同様です。
ただ、あなたが不採用確定だと思われてないのに、全く目を合わせない人はダメ面接官です。
つまり、ダメな会社・保育園です。
面接官がいろんな意味で何を言ってるか分からない
声が異様に小さいとか、言ってる意味が分からない場合は、その面接官がヘタレか、全然やる気がないか、頭が悪いということになります。
そんな人を会社の顔に選んでいる面接官は、ダメな会社です。
疲れてる
面接官が活き活きとしていないのは、よろしくありません。
やる気に満ち溢れていて押しが強すぎるのも嫌ですが、見るからに疲れているのはその会社がブラックだからでしょう。
疲れているのを見せてしまったのを自覚して、「今日はちょっと子どもと外で遊びすぎました笑」とか言ってくれるならOK。
面接官が時間を守らない(面接に遅れてくる)
面接はほとんどの場合が初対面です。
そして保育士さんは、第一候補の保育園じゃなくても、緊張しますし、ちゃんと面接の準備をしてきます。
面接官は、求職者が遅刻するなんてけしからんと思うはずなのに、自分が遅刻するなんで話になりません。
もしくは、面接に遅れるほど仕事が忙しいブラック保育園です。
面接官がテンプレみたいな質問しかして来ない
志望動機はなんですか?
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こんなのは誰でも聞くかも知れませんが、あなたのための質問がない場合、その人は単に面接をこなすことだけが目的と化した残念な人です。
面接で良い人とマッチングしたいという目的がなくなり、手段である面接を行うことに囚われています。
そんな人を面接官を選ぶということは、ダメな保育園ですね。
面接官が似た様な質問を連続してくる
テンプレどころか、同じ様な質問を繰り返してくる場合は、その人は面接で聞くことを予め決めているのでしょう。
そして、その決めた内容が悪い訳ですね。
面接についても、ねらいがありますし、反省もありますし、その反省を次に生かさなければなりません。
改善を怠っている訳ですから、保育園の質も低いでしょう。
事務的
これも前述のテンプレ面接官と同じで、面接をやることが目的と化しています。
もちろん、あなたが不採用確定となってしまった場合には、事務的に終わらせられる可能性があります。
待遇や人間関係の説明ばかり
保育園の特色や理念よりも、待遇や人間関係の説明ばかりするということは、どういうことでしょう。
待遇の話ばかりするということは、待遇には自信があるかも知れません。しかし、自分の会社のメリットがそれだけなのかも知れません。
人間関係は重要ですが、人間関係が良いと思うか悪いと思うかは、分かりません。
それに人間関係は施設長によって決まる部分も大きいです。
さらに、後から変な人が入ってきてめちゃくちゃになる可能性もあります。
操作不可能なことを面接の時点でPRするのはちょっとおかしいです。
偉そうor自信なさそう
あなたはまだ求職者ですでの、そこの社員ではありません。
よって、偉そうにされる筋合いはありません。
面接官や園長は、責任のある立場にいますので、偉いような状態ではありますが、人間的に偉いわけではありません。
年齢が上だったり、経験が抱負など、自信満々で喋る面接官んであれば偉そうに感じることもあると思いますが、ただ偉そうなのは違いますね。
反対に、自信がないのも困ります。経験が少なかろうと、目指す保育園像や会社理念はあるわけで、それに向かっていく仲間を探している訳です。
自分にこういう欠点があると自覚しているとしても、それで自信がなくなる必要はありません。
単に、あなたにどう思われるかなどを気にして、逆に萎縮してしまっているのは、上に立つものとして失格です。
自社の会社を魅力的に語らない
個人的にはこれが一番アウトです。
ちょっと事務的でも、ちょっと自信なさそうでも、「この会社(保育園)はココが他と違うんだ。」「ココが素晴らしいところなんだ。」と魅力を語りたいのが普通です。
面接はその会社・保育園の魅力や理念や長所などと、求職者の求めるものがマッチングしているかを確認する場です。
魅力や特徴などを話さないのは、求職者を騙しているも同然で、自社の魅力を前面に出さないのはお話になりません。
その会社に魅力がなくて面接官が魅力を語れないのなら、ダメな会社なのは明確ですね。
保育園の面接官を逆面接している気持ちで臨もう
現在の面接というのは、昔の面接とは違います。
基本的にどの会社も人手不足ですし、保育園なら尚更です。
一部の優秀な人だけでなく、保育士も保育園を選ぶ側になっています。
そこで、いまや重視されるのはマッチングで、会社側から一方的に選ばれる時代ではありません。
もちろん、経験がないとか、スキルがない場合は、調子に乗れませんが、それでも長い間お世話になる訳ですからミスマッチは避けたいです。
「保育士なら誰でもOK!」みたいな、どんな保育士でも採用しちゃう保育園もたくさんありますので、
保育士側がしっかりとマッチングしているか気にして面接に臨みましょう。
おわり
不景気・デフレ・コロナ禍など、少し世の中に問題がある時の方が、福祉業界は強いです。
つまり、そう言う時期でも、保育士の需要は下がることは少ないです。
保育士の方が有利とも言える状況で面接に望める訳ですから、面接官の言われるがまま就職先を決めてはいけません。
こちら側がしっかりと面接官を見て、会社や保育園の質を見極めましょう。