【例文付き】転職活動の履歴書等で”自己PRが書けない”保育士へ!|書き方解説(志望動機と自己PRは全然違う)

【例文付き】転職活動の履歴書等で”自己PRが書けない”保育士へ!|書き方解説(志望動機と自己PRは全然違う)

志望動機や自己PRを書くのが苦手という保育士さんは結構多いです。もちろん貴女も苦手ですよね?

今回は、自己PRについて説明していきます。

まず、自己PRと志望動機はぜんぜん違います。自己PRは「自分の説明」で、志望動機は「その保育園に入りたい理由」だからです。

さらに、実は、そもそも自己PRは必須じゃないのです。

私は、保育園の経営・人事を10年勤めた上、転職エージェントの資格も持っていますので、役に立てると思います。誰でも使える例文もつけてます。

今回の記事で、自己PRと志望動機の違いをしっかりと理解し、自己PRをしっかり書けるようになりましょう。




転職活動の前に保育士の志望動機と自己PRを知ろう

志望動機も書いて自己PRも書くとか…「似たようなこと二回も書けるかー!」と思ってませんか?

似てませんよ!志望動機と自己PRとは読んで字のごとく、全然違います。

たまに、自己PRをと志望動機をごっちゃに書いている人や、ごっちゃに解説しているサイトまであります。

大抵の場合、履歴書に志望動機の欄があり、職務経歴書に自己PRの欄があります

また、内心分かっていても、似たような内容に仕上がってしまうこともあります。

違いを確認していきましょう。

保育士の志望動機

志望動機とは「その保育園に入社したい理由です。

志望動機に自己PRを書く必要はありません。

志望動機にも色々ありますが、心の中では「近いから」「給料が良さげだから」とかあると思いますが、そういうことはあまり書かない方が無難です。

私は通勤が好きではないので通勤時間を短くしたいタイプですから、「近いから」と書く人は嫌いではありませんが、普通の人事担当はもっと熱意のある人を好みます。

よって、「その保育園の方針」「求人広告のキャッチコピー」から、引っ張ってくるのが良いでしょう。

ということは、志望動機は保育園によって書き換える必要がありますので、確実に採用を勝ち取りたいなら、使い回しはNGです。

また、その保育園に入りたい理由ではなく、保育士になりたかった理由を書く人がたまにいますが、必ずその保育園に入りたい理由を書いて下さいね。

志望動機については別の記事で解説していますので、そちらを参考にして下さい。

保育士の自己PR

自己PRとはPublic Relationsです。広報・宣伝という意味です。

自己アピールと思ってもらって良いんですが、保育園に対して自分を宣伝するってことです。

履歴書には自己PRの欄が無いことが多く、職務経歴書に書くのが一般的です。

自分は「こういう経験があり、こういうスキルがあり、こういう仕事ができます。という内容を書くことが基本になります。

そして、将来的にはこういうスキルを身に付けたい、こういう仕事をしてみたいと付け加えるのがベスト。

志望動機とは違い、自己PRは相手の保育園に合わせて書き換えなくても構いません

自己PRですから、過去の失敗から学んだことは書いても良いですが、自分の欠点など書く必要はありません。

今回は自己PRの記事ですので、もう少し掘り下げていきます。

保育士は自己PRで悩みすぎる必要はない

たまに履歴書に自己PRの欄があることもありますが、普通は職務経歴書に自己PRを書きます。

自己PRは、自分の経験・スキル・出来る仕事、あとは「責任感があって〜」とか「明るい性格で〜」などの性格を書くんですが、ちょっと文章が下手でも全く問題ありません

新卒や経験が浅い保育士さんの場合は特に、書くことがないと思いますが、書いてある内容が少なくたって問題ありません

志望動機や自己PRのせいで、保育士が書類選考で落ちることは少ないです。

単に「ベテランの保育士が欲しい時に、若者が応募してきたら書類選考で落とす」とか、そういうどう頑張っても不採用になる時しか書類選考では落ちません。

よって、基本的に書類選考をパスするので、面接で人柄を見ます。

だから、自己PRが下手でも少なくても、面接で良い人だと分かればOKなんです。

そもそも保育士は自己PRを書かなければならないのか?

自己PRの例文をお見せする前に、そもそも自己PRは書かなければならないのでしょうか?

一般の大企業の書類選考で自己PRは必須とされていますが、保育園の場合は実は自己PRは無くても構いません

空欄で良いという意味ではく、自己PRの欄がない履歴書や職務経歴書を選ぶ、もしくは作れば良いという意味です。

でも、当たり前ですけど、書いたほうが良いんですよ?

しかし、どうしても書けない場合は、自己PRを華麗にスルーすることも可能なのです。

では、自己PRの無い履歴書&職務経歴書を用意するとすると、気をつけるべきポイントを見てみましょう。

保育園の人事担当次第で変わる

現在の保育士不足では、自己PRの有無で採否が決まることはほとんどありません

自己PRの欄が無いのは、(ワザと無いものを選んでも)書類の不備とか記入漏れではありませんからね。

それに実のところ、根本的に保育園は、自己PRや志望動機を上手く書けているかを重視していません

一般企業の場合は、大量の応募者の中から書類で足切りをしていかなければなりませんので、自己PRや志望動機をちゃんと書ける能力があるのかを見ていますが、保育園では書類選考で足切りはほぼありません。

もちろん、自己PRを書けと予め指定されていれば書かなければなりませんよ

様式次第で自己PRか志望動機の一つでも良い

保育園の場合、履歴書・職務経歴書は様式は自由です。

指定の様式はありませんし、テンプレ的なものもありません。

一般的な新卒が受ける一般的な企業の書類選考のノリをみんな引き継いでいますが、保育園ではリクナビが発行しているようなテンプレ様式を使わくても構いません。

よって、履歴書・職務経歴書の様式に自己PRが無いものを選べば、それで終了です。

また、職務経歴書すら出す必要がない保育園もありますが、職務経歴書は持って行ったほうが良いです。

でも、その職務経歴書の自己PRの欄を消してしまえば、自己PRを書く必要はありません。

ただし、様式を自由自在に変えれるとしても、志望動機も自己PRも両方ないのは良くありません。

流石に不自然ですので、志望動機か自己PRのどちらかは書くようにしましょう

自己PRを書かなくて良い場合でも、面接で聞かれるかも

自己PRを書く必要がないことは分かったと思いますが、面接で「自己PRをして下さい」と言われる可能性はあります。

この状況で言わないという事はできませんので、結局、自己PRを考えておかなければならなくなります。

運良く、自己PRを書かず面接でも聞かれないという幸運もあるかも知れませんが、面接はギャンブルではありませんので、無難に自己PRを考えておくのが良いでしょう。

そして、どうせ考えるなら、もう書けるようになってしまった方が良いですよね。

保育士の自己PRを書いてみよう

運良く自己PRから逃れることも可能ですが、そこまで必死に自己PRから逃げる必要がありませんよね。

自己PRを書くことはそんなに難しくありません。自分のことなんですから。

それに、自己PRは、志望動機と違って、一度書いてしまえば使い回しOKです。

ここでは、自己PRを4つに分解して説明します。

つまり、この4つを合体させれば自己PRは完成です。

保育士の自己PR1:経験を、数字を交えて書く

まず、貴女のこれまでの経験を数字を交えて書きます。

職務経歴書を要約するイメージです。

これまで◯歳クラスを◯年間、◯歳クラス◯年間担当し、他◯◯の担当の経験があり、様々なスキルや知識を身に付けてきました。

ということは書けると思います。まずはこれだけでOKです。

何か特別な経験(音楽系で言えば、リトミックやソルフェージュなど)があれば、書きましょう。

◯年間、◯歳~◯歳クラスと幅広く担当し…」とまとめても構いませんが、それぞれ何年の経験があるかを分けて書いた方が良いでしょう。

説得力が増しますし、文字数稼ぎになります

もし、経験がまだ浅い場合、これは志望動機ではありませんから、自分が保育士になった理由を書いても構いません。

保育士の自己PR2:保育に役立つ自分のスキルを書く

これまでの経験と才能で、保育園に役に立つ能力(スキル)を持っていることを書いていきます。

ピアノが得意であるとか、手先が器用で制作が得意だとか、文章が好きで連絡帳や書類が得意だとか、リトミックのスキルがあるとか、ベビーマッサージ、パネルシアターが出来るなどです。

突出したスキルがなければ、「全般的にバランスよく出来る」という内容でもOKです。

自分が子供時代や学生時代から好きでやっていた場合は、書くのが楽ですね。

また、合わせて、そのスキルのお陰で得た成功体験を書くと説得力が増しますし、文字数稼ぎになります

もし、成功体験がない場合は、「保護者から信頼を獲得できた」と書けば良いです。

幼少期から手先が器用で制作に自信があります。以前の保育園でも多数の制作物に関わることができ、保護者から好評でした。さらに、手先が器用なのを活かしてパネルシアターの勉強もしており、誕生会で発表する機会も得られました。

みたいな感じです。

保育士の自己PR3:保育に関係ないスキルも書く

保育に直接関係ない能力(スキル)でも、何かしら関連付けられると思いますので書いて下さい。

これは完全に個人のことですので、何でも構いません。

「日頃からスポーツをしている」とか、「料理が好きで栄養にも興味がある」とか、「英語を勉強している」とかです。

興味があるだけでも構いませんので、書くと評価が上がります。

ここでは簡単に、以下のでOKです。

日頃からスポーツをしていて、運動系の指導にも興味があります。

これは次の項と合わせて書いていきます。

保育士の自己PR4:スキルと合わせて今後の夢を書く

先程の他の能力を使って次に何をしたいかを書いて終わりです。これはどんなパターンでも同じです。

◯◯◯◯、今後更に保育士としてスキルアップするため、チャンスがあれば積極的に活かしたいと考えております。

○○○○の部分には、「日頃のスポーツの知識を」「栄養の知識を」とか「趣味の英語を」とか、先ほどの直接保育に関係ないスキルを当てはめてください。

これで4つ全て終わりました!

保育士の自己PR完成

それでは、4つに分けて考えた自己PRを合体させてみましょう。

先程4つに分けたものを、それぞれ色分けして書きますね。

これまで◯歳クラスを担当◯年間、◯歳クラス◯年間担当し、他◯◯の担当の経験があり、様々なスキルや知識を身に付けてきました。

特技については、幼少期から手先が器用で制作に自信があります。以前の保育園でも多数の制作物に関わることができ、保護者から好評でした。さらに、手先が器用なのを活かしてパネルシアターの勉強もしており、誕生会で発表する機会も頂きました。

また、日頃からスポーツをしていて運動系の指導にも興味があり今後更に保育士としてスキルアップするため、チャンスがあれば積極的に活かしたいと考えております

このような感じになります。

これは、このまま使って問題なく通用します。

というか、保育士の自己PRとしては、最高峰なレベルですよ。

おわり

それでは、本日のまとめです。

  • 志望動機と自己PRは全然違う!
  • 志望動機はその保育園に入社したい理由。自己PRは自分の説明。
  • 自己PRは書かなくても良いが、面接で質問される可能性がある。
  • 自己PRを4つに分けて考え合体させれば、簡単に完成。

自己PRを書かずに済ませることは出来ますが、面接で聞かれてしまう可能性があり、結局答えなければならない場合もあります。

どうせなら、万全の体制で面接に臨みたいので、自己PRを最初から書いておけば安心です。

自己PRの例文をいじって使ってもらって下さい。ここでの解説通り4つに分けて書けば簡単に作れます。

それでは、転職の成功を祈っています!

自己PRで悩む方にはこちらも読んでおいた方が良いかもです!

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