保育に役に立つ”AI”。なぜ保育士や保育園は反対するのか?

保育に役に立つ”AI”。なぜ保育士や保育園は反対するのか?

未だに「書類は手書きが良い」とか言ってる業界ですから、AIなんか未知の恐怖ですよね。

保育園はAI(人工知能)の導入どころか、ICT(情報・通信に関する技術。ITと思ってもらってOK)化も進んでいません。

しかし、保育園や保育士は6割が、AIの導入に反対しているそうです。

実際は、AI導入やICT化に反対する理由なんて、何一つありません。

今回は、保育園の経営・人事を10年、現在は保育園コンサル・転職エージェントとして活動している私が、AIやICT化についてお話しします。



保育AIに反対する理由は「知らないから」

AIは「子どもを抱っこできない」とか「人の温もりがない」とか言われてるらしいです。

これ、完全にAIを人造人間とかロボットと勘違いしていますよね。

ペッパーくんが保育するイメージを持っているのだと思います。

AIは、人工知能です。知能だけです。体はありません

「AIを導入しました!」と言ってロボットが出てきたら、「どこがAIやねん!!」というツッコミが入る訳です。

たしかにペッパーくんはAI搭載ロボットです。しかし、体は飾りみたいなものですよね。

「AIとロボットはぜんぜん違う」と言うだけで、数名の人の勘違いが解消されたのではないでしょうか。

保育士の6割が”AI導入”に反対している!?

キャリコネニュースによると…

自分の職場への保育AI導入については、「賛成」が41.6%、「反対」が58.4%。賛成と回答した人からは、やはり「少しでも職員の負担が減るならいいと思う」(20代女性)との声が多い。

キャリコネニュース▶︎▶︎保育士の6割が「AI導入」に反対「心が育たない!」 一方「少しでも職員の負担が減るならいい」の声も

この記事を見てみると、どうやら年齢が高い人の多くが反対しているようだ。

つまり、前述の通り、”AI”がなんだか分かっていないと言うワケ。

反対理由を見てみると…

  • 子どもの教育現場では使いたくない!心が育たないと思います!
  • 子供になにかあっても駆けつけて抱き上げることが出来ない。

と、やはりAIを誤解しているようです。

別に、AIに心を育ててもらおうとか、抱きかかえてもらおうなんて、誰も思っていません

児童福祉法や保育士指針、児童の権利に関する条約などなど、保育に関する規則がたくさんあり、法的拘束力があるワケです。

それらの法律等で重視されているのは、「子どもの最善の利益」とか「家庭的環境で養育する」とか、そう言うこと。

家庭にロボットが普及して当たり前になるまでは、保育園でロボットが保育士に変わって保育するなんてことは、あり得ないのです。

そんな、法的にありえないことを想定して、AIに反対するのは、残念ながら勉強不足ということでしょう。

重要なポイント!AI(人工知能)は保育しない

体のないAIが保育をすることはありません。

AIがやってくれることは、誤字脱字を見つけたり、データを集計したり、監視したり、一定のルール内での提案をすることは出来ます。

そして、その提案を見て、人間が実行するか判断するワケですから、AIって突き詰めれば”実は何もしない”んです。

単なる集計や監視などを保育士がやる方が無駄なので、AIを使わない方がおかしいワケです。

「心が育たない」とか「機械に育てられるのは可愛そう」という意見は、10年以上先のことを見越した反対意見ということになるんでしょうか。

一昔前は、EXCELですら信用ならないと言う人が多かったですよね。

今、大量の計算を電卓でやってる人がいたらビックリします。

AIもそんな感じで、当たり前のように普及していくことでしょう。

AI(人工知能)が保育園で出来ること

それでは、AIが保育園で出来ることは何でしょうか?まだAIはそんなに発展してませんので、できそうなことも含めて書きますね。

AIがやることは、人間がするには無駄なことです。

例えば、保護者のタイムカードを記録し予定時間の差が複数回生じたら「もし就業時間が変更になったのなら、変更届を提出して下さい」と自動でメールを配信したり、撮影した写真を自動で仕分けて配信したり、災害情報を通知してくれたり、顔認証によるタイムカード替わりなど…。

今後は、施設内にカメラや器具を取り付けるなどでSIDSのチェックも自動で行ってくれるようになるでしょう。

こういう機能は、保育だけでなく医療や介護の現場でも、どんどん導入されていくはずです。

サービス残業や持ち帰り仕事、休憩も取れないような現場なのに、AIの利用を拒否するのはどう考えてもおかしいですよね。

“温もり搾取”という新語が生まれちゃいそうです。

更に発展するれば、絵本の読み聞かせや歌を歌うなどの機能も搭載できると思いますが、気に入らなければその機能だけ保育に導入しなければ良いのです。

しかし、感染症などで職員が休みすぎて手が回らない場合には、とても助かる存在になるでしょう。

温もりとか心とかを言いすぎて、”温もり搾取”をさせる老害によって、保育士は多忙を極めています。

時代についていけない保育士は害

「温もりが~」とか「心が~」とか言って、無理に旧時代の技術を使わせるのは、搾取です。

適切な環境を整備しないのは、ブラック企業の典型なんですね。

無理に手書きで書類を書かせて、「字が汚い!」とか「修正テープを使うな!」とか言ったりして、とにかく無駄な労力を使わせるのが好きなベテラン保育士が多いです。

そしてお得意の、「手書きじゃないと温もりが…」とか言って”温もり搾取”を行います。

パソコンやスマホを使いこなせないベテラン保育士って、若い人に楽をさせたくないのか、自分たちと同じ苦労をさせたがるんですよね。

実習でもそうでしたよね。完全に老害です。

もしかすると、100年後には「完璧じゃない人間に保育させるな!」とか言われる時代になっているかも知れないと言うのに。

最後に|無知は罪

「知らない」というのは恐ろしいことです。勝手に怖がって排除しようとします。

スマホが登場した時も、タッチパネルは信用ならないとか、今考えれば意味不明なことを言っているおじさんやおばさんが大勢いました。

しかし、この「知らない」という理由だけで施設整備を怠る園は、未来のブラック保育園かも知れません。

最後にこんな実験結果を紹介します。

人工知能(AI)を活用し、さいたま市の認可保育施設の入所希望者を市内約300施設に割り振る実験をしたところ、職員の手作業だと約50時間かかっていた作業がわずか数秒で終わった

AIに異論を唱えてる場合ではないようですね。

AIの導入はまだ難しくても、パソコンやネットを積極的に導入するICT化くらいはして欲しいですね。

あまりにも何も導入しない保育園は、ブラック確定と言えるでしょう。

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